軽い気持ちで挑戦することもあるダイエットですが、自分自身をみつめて“自己を知る”とても重要な機会になることも。実は、ダイエット中の思考や行動を分析することで、人生のさまざまな場面でどのように行動できるか、人間としての“資質”を見定めることができるようなんです。
■「食事をどれだけ大切にしているか」がわかる
ダイエットで我慢することといえば、まずは食事ですよね。そして、ダイエットを一時的に成功させるだけでなく、その後もキープするためには、ダイエットに向けて挑戦した食事のあり方を続けなければなりません。でも、我慢しきれずリバウンドをしてしまう場合は、あなたがそれだけ食事に執着しているということ。好きなものを食べないと気が済まなかったり、たくさん食べないと満足できなかったりすることで、どれだけ自分が食事を大切にしているかに気づくことができます。
■「忍耐力がどのくらいあるか」がわかる
食事制限だけでなく運動習慣も、一時的ではダイエットは上手くいきません。新しいチャレンジを習慣化できるかどうかが、成功のポイントだからです。これができない人は、「ダイエットを決意してジムに入会したのに、しばらくしたらめっきり行かなくなってしまった…」など、自身の忍耐力の無さを痛感することもありますよね。
■「向上心がどのくらいあるか」がわかる
「ちょっとは体重が減ったし、もういいか」と途中でやめるのか、「次はここまで目指そう! さらに頑張るぞ!」と上を目指し続けるのか。前向きに続けたり、一つ達成するたびに新しい挑戦を掲げたりする人は、なりたい自分に向かって進み続けることができる、向上心のある人です。一方、努力したことに満足してしまい、「結果は出なかったけど…頑張ったよね」と自分を許してしまう人は、向上心がないばかりか、思い通りのボディラインを実現することも難しくなってしまいます。
いかがですか? このように、ダイエットをすると自分の“嫌な部分”が見えてくることもありますが、悲観することはありません。弱いところにも強いところにも気づき、自分の性格を押さえることによって、どんなダイエットがあっているかを試行錯誤しながらみつけることができるからです。自分にぴったりの体型やダイエット法をみつけるためにも、自分を知ることが大切なんですよ。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)