さくらももこさんに乳がん患者が感じた疑問、そして感謝とは

 乳がんのため8月15日に亡くなったマンガ家のさくらももこさん。代表作「ちびまる子ちゃん」のアニメ版(フジテレビ系)は放送継続が発表されており、さくらさんが遺したキャラクターたちは生き続けることになる。そんなさくらさんの死因を巡って、同じ乳がんで闘病中の患者たちからこんな声があがっているという。

「さくらさんが2007~2011年に4コマ漫画を掲載していた東京新聞では、8月29日付の記事にて『関係者によると、連載当時から乳がんを患っていたという』と紹介。つまりさくらさんは12年にもわたって闘病生活を送っていたことになります。ただ乳がんはそんな長期にわたって病状が進行し続けることはなく、おそらくは寛解(治癒)と再発を繰り返していたのでしょう。9月4日発売の『女性自身』によると、さくらさんは抗がん剤は使わないと決めており、民間療法や自然療法を求めて全国各地に飛んでいたとか。その療法で効果がなかったのか、それとも病状の進行が早かったのかは定かではありませんが、どんな治療を受けていたのかを知りたがっている患者さんは少なくないのです」(乳がん患者と交流のある医療系ライター)

 女性特有の病気ということもあり、乳がん患者は自らの病状について公にしたがらない傾向があるという。その一方で患者同士の横のつながりは強く、「患者会」での情報交換は密に行われている。たださくらさんの病状はこれまでまったく知られていなかったので、彼女自身は他の患者と交流を持つことはなかったようだ。

「影響力の大きな方なので、ご自身の病状について明かしてほしかったという思いを持つ患者さんは少なくありません。ただその一方で、効果があるともないとも分からない民間療法について、情報を流さなかったことを評価する人もいるのです。とくにがんの場合、怪しげな民間療法にすがる人も珍しくありません。著名人でもそういったケースはあり、その悪影響を厳しく批判する医療関係者もいるほど。その点でさくらさんはご自分の作品でスピリチュアル分野への傾倒を隠していなかったにも関わらず、こと乳がんに関しては罹患者を惑わせるようなこともしなかった。そんな強い意志は尊敬されるべきでしょう」(前出・医療系ライター)

 さくらさんの訃報に接して、乳がん予防への意識が高まっているという。さくらさんのご冥福をお祈りします。

(白根麻子)

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