何気なく食べている毎日の食事も、実は年齢を重ねるにつれて、少しずつ変化させていく必要があるといわれています。
「40代からは身体に必要な食べ物がガラッと変わる」と述べているのは、医師の済陽高穂さん。済陽さんの著書「40歳からは食べ方を変えなさい!───『体の糖化』に気をつければ、若くなる!」(三笠書房刊)には、30代までは身体が成長・発達する段階で、成熟期に入る40代からはエネルギーを作り出す仕組みが変わると書かれています。そうなると代謝の低下が起き、食事で摂った栄養を十分に発揮できなくなるというわけです。
では、40代からは食事をどう変えればいいのでしょうか。済陽さんによると、ポイントは「糖質を中心とした食事を避け、鮭やブロッコリー、リンゴ、ヨーグルトなどの健康的な食材を定期的に食べる」ことなんだそうですよ。
どうしてもご飯やパンなどの糖質が辞められないという人は、医師の渡辺信幸さんの著書「肉・卵・チーズで人は生まれ変わる」(主婦の友社刊)で勧められていた、「肉だけの日」を作ることも一つの方法です。これは、一日3食、肉だけを食べるというもの。間食もOKで、サラミやソーセージ、生ハムなどなら食べていいのだそう。目的は糖質がほぼゼロの肉だけを食べることで、甘いものや炭水化物がどうしてもやめられない!という人に、味覚が修正されるのを体感してもらうことにあるようです。期間は、長くても3日間にとどめるといいそうですよ。
いかがでしたか? 40代以降の人は、年齢なりの食べ方をぜひ意識してみてくださいね。