9月18日に最終回を迎えた「義母と娘のブルース」(TBS系)。19.2%という自己最高視聴率を獲得し有終の美を飾った。ところがネット上には「もっと感動すると思ってたんですけど」「期待しすぎたのかな。あんまり泣けなかった」「前回が神回だったのに最終回は迷走気味」といった不満をつぶやく声も少なくないようだ。
しかし、誰もが胸を熱くしたのが、綾瀬はるか演じる亜希子からの上白石萌歌演じるみゆきに対する“愛の告白”だ。亜希子がみゆきに対し、みゆきが泣くと自分も悲しい、自分が欲しくても手に入らなかったものを全部みゆきに与えたいなど、自分の感情を論理立てて説明していると「それって愛っていうんだよ」とみゆき(上白石)。これには「泣けた。号泣」「この愛の告白は泣いちゃうよ」といった声が続出した。
「さらに『義母と娘の10年間ストーリー』でありながら、最後に亜希子の腕をグイッと引っ張り、おでこにキスした佐藤健演じる麦田章が視聴者の不意を打ち、ときめきと切なさを提供したことは間違いないでしょう。ネット上には『不意打ちのデコチューよかった~!』『佐藤健の素を感じたデコチューにキュンキュン!』『腕グイからのデコチューに悲鳴をあげたのは絶対に私だけじゃないはず』など、歓喜の声が噴出しています。亜希子が麦田の『お世話されてください』という告白を拒んだ過去を踏まえた上で、それでも麦田がおでこにキスするという“かわいい性欲”を見せたことが女性視聴者のハートを鷲づかみにしたのでは」(テレビ誌ライター)
今後、単発スペシャルドラマや映画になりそうな予感を秘めて終わったドラマ「ぎぼむす」は、ラブストーリーばかりがウケるわけではないことを証明してくれた作品と言えるだろう。