季節の変わり目は、誰でも体調を崩しやすいもの。自分はもちろんですが、とくに、年齢的に体調が心配になる家族がいる場合は要注意です。
グンと涼しくなった今の時期、「秋バテ」を注意喚起するのが、横浜相原病院の吉田勝明院長です。吉田院長によると、秋バテとは夏を過ぎても夏バテのような症状、例えば体調不良、食欲不振、だるさなどが出ることをいうのだとか。さらに、季節性のうつ症状が出る恐れもあるといいます。とくに高齢者は、加齢による心身の衰えや病気などによる秋バテが心配に。そこで吉田院長は、高齢者を次の3つのポイントで“見守る”ことを勧めています。
●毎日3食、規則正しく食事を取っているか。
●夜間の活動が多くなっていないか。
●一日中、家に閉じこもっていないか。
遠方にいるなら、普段よりも連絡を密に取りたいものです。LINEや電話、訪問回数を増やすことで、家族の秋バテ度のチェックを。また、最近は、遠方に暮らす家族の「いつもと違う」ポイントを教えてくれる“見守り系サービス”もあるのでオススメですよ。
例えば、東京電力エナジーパートナーの「TEPCOスマートホーム 遠くても安心プラン」。これは、電子レンジや炊飯器の利用状況を通知してくれるサービスで、遠方に住む家族の暮らしぶりを確認できます。他にも、ガスの利用量をメール通知してくれる、NTTテレコンの「あんしんテレちゃん」などがあります。ロボットが見守るといったサービスなんかも出てきているようですね。
夏の疲れがどっと出やすい時期。自己管理はもちろん、家族の体調、精神面の変化には敏感になっておくことが大切といえそうです。