年内で芸能人として引退し、所属するジャニーズ事務所のプロデューサーとなる滝沢秀明が、9月27日発売の「週刊新潮」でその胸中を語った。
滝沢は、今回の決断に至ったキッカケは「タッキー&翼」の解散だったと明言。2002年、デビュー前から仲の良かった今井翼と20歳でCDデビュー。「Venus」や「夢物語」「仮面」などヒットを飛ばした。
しかし、今井がメニエール病を発症。昨年9月には活動休止の決断をせざるを得ないほど、体調は優れなかったという。「そこから、僕ら2人がどういう人生を歩んでいくか、と考えた時に、翼が出した結論が退所、僕は引退して、ジャニーさんの下で勉強をさせてもらうということでした」と、滝沢は話している。
それでも、彼が2006年から主演している舞台「滝沢演舞城」や「滝沢歌舞伎」を心待ちにしていたファンは多い。チケットは発売その日に完売するほどの人気なのだ。「もし、チケットが取れなくても、次は必ずって思えたけど、もう二度と見ることができないと思うと悲しくて寂しい。引退前からタッキーロスです」と、ファンからは悲痛な声が聞こえている。
記事の中で滝沢は「滝沢歌舞伎」について、演出としては関わっていきたいが、自身が出演しないのに名前が残るのは照れる。存続かどうかは、これからの話し合いになるという。また、先輩である中居正広からは、いの一番に「飯食えてんのか?」との連絡があり、近藤真彦や東山紀之からも「何かあったらすぐに言え」と心配してもらったと打ち明けた。
今後は、大勢いるJr.の育成に力を注ぐという滝沢。この部分だけはJr.ファンの光明となるに違いない。