あまりの人気で新幹線を遅らせた! ジャニーズの最新グループ「King & Prince」(キンプリ)が乗車していた東北新幹線でホームにファンが殺到し、JR仙台駅にて発車に6分の遅れを生じるトラブルがあったという。
9月22日の仙台公演後、新幹線で帰京の途についたキンプリの姿を一目見ようと仙台駅に集まったファンが、ホーム上の黄色い線を越えて車両に群がり、危険な状況になったという。東北新幹線ではホームドアの整備が遅れており、仙台駅では未設置。そのためファンがメンバーの写真を撮影しやすい状況になっていたようだ。
「ジャニーズ事務所では移動中のメンバーを追跡しないように注意を呼び掛けているものの、熱くなったファンにはそんな注意は効果なし。ファン同士での情報交換も盛んで、仙台駅ならホームドアがないので撮影に好都合という情報も伝わっていたのでしょう。しかし停車中の車両に張り付くのは非常に危険な行為。こういった事態が続くようでは今後、キンプリの移動方法が変更になる可能性もありそうです」(芸能記者)
アイドルの過剰な追っかけ行為は昔から少なからず存在していたが、キンプリの新幹線遅延事件はその中でも上位に入るトラブルだろう。しかし過去にはさらに上をいくケースがあったというのだ。芸能記者が振り返る。
「1983年にデビューしたチェッカーズは、翌年にリリースした2ndシングルの『涙のリクエスト』が大ヒットし、一躍人気者に。人気音楽番組『ザ・ベストテン』(TBS系)では6作連続で1位を記録し、日本中で人気が爆発しました。当時はチェッカーズの移動するところすべてにファンが群がり、あまりにホームが混雑して危険だったことから、国鉄(当時)はチェッカーズ側に対して新幹線の利用を遠慮するように要請したと伝えられています。現在は民営化されたJR各社が新幹線を運営しており、国鉄時代とは対応が異なりますが、あまりに状況が酷い場合はジャニーズ事務所に対してなんらかの申し入れを行っても不思議はないでしょうね」
ファンの過激な行動が原因でキンプリの新幹線移動がなくなったら、まさに自分で自分の首を絞める行為となる。公共交通機関での振る舞いには自制が求められるところだ。
(白根麻子)