女優の長澤まさみが主演する映画「コンフィデンスマンJP the movie」の撮影がクランクアップしたことが10月4日に報じられ、驚きの声が上がっている。
「この作品は今年4月期に放送された月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)の映画化。一見、平凡で善良そうな信用詐欺師の長澤演じるダー子、お人好しのボクちゃん(東出昌大)、百戦錬磨のリチャード(小日向文世)の3人が、壮大かつ奇想天外な計画で、欲望にまみれた人間たちから大金をだまし取る痛快エンターテインメントコメディです。映画編では香港を舞台に史上最大のターゲットを相手にコンゲームを繰り広げています」(映画ライター)
映画化の話は、ドラマの第9話が放送された6月4日の放送回で発表されていたが、当時「これも詐欺なんじゃないか」と思った視聴者が続出。
「長澤自身もクランクアップの際『私たちとしては騙す気なんてさらさらなかった(笑)』とコメント。4日立ち上がったばかりの『コンフィデンスマンJP』映画公式サイトの中でも『詐欺ではなく本当に映画化します』と書く始末。多くの視聴者も疑心暗鬼になっていたようです(笑)」(前出・映画ライター)
映画化を疑問視する理由は他にもあった。
「平均視聴率が最高で9.5%と二桁届かなかったドラマをなぜ映画化するのかと疑問視する声があります。しかしフジテレビとっては、長く低迷していた“月9”枠の復活の足掛かりを作ったのがこの作品。長らく制作ルームには長澤を描いた1万円札風のポスターが飾ってあったという話もあります。今回の映画が大ヒットするようなら、フジテレビは長澤に足を向けて寝られませんね」(エンタメ誌ライター)
長澤は、11月初旬から劇団☆新感線と宮藤官九郎がタッグを組む舞台「メタルマクベス」に出演、コメディ尽くしの1年となりそうだ。今年で31歳、そろそろ艶っぽい大人の女性の役で魅せてほしいと願うのは、ファンばかりではあるまい。
(窪田史朗)