日々を駆け抜けていると、なかなか面と向かって言葉にできない「愛してる」や「ありがとう」の気持ち。心は言葉や表情、態度に表現しなければ相手には伝わりませんから、もしかしたら、大切なパートナーはあなたに対して「本当に俺のことを好きでいて(信頼して)くれているのかな…?」と、疑問に感じているかもしれませんよ。
家庭を築き、仕事や育児、家事の同時進行にめまぐるしい日々を送っていると、どうしても“当たり前のこと”から省略しようとしてしまいます。「愛を誓った間柄なんだから、わかっているよね」はNG。どんなときでも、時間を割いてまで大切にしたいのが、相手に愛や感謝を伝えることです。
「あぁ、やっぱり俺はこの女性を選んでよかった」と思えるだけで、仕事に励み、家族を幸せにしようと思えるのが男心。でも、「あなたの仕事は家族を支えることだから全うしてよね、こっちは家事に育児に、日々頑張っているんだから!」と、家族のために命をかけることを「当たり前」のように言われてしまうと、途端にやる気を失ってしまいます。女性だって同じですよね。
気持ちを素直に伝えることで、お互いに前向きになれるだけでなく、お互いが最大限相手を幸せにしようと行動できるようになるのです。でも、慣れていないと難しいですよね。そこで、今すぐできる「想いの伝え方」をご紹介しましょう。
■夕食を1品多くして「今日もありがとう」
手軽にできる方法の一つが、夕食を少し豪華にすること。ものすごく頑張らなくても大丈夫。感謝の気持ちを伝えるために、いつもよりおかずを1品多くするなど、自分や子どもたちのメニューと比べて明らかな差をつけることで、パートナーにとっては明日を駆け抜ける勇気になります。ぜひ、「いつも(今日も)ありがとう」の言葉を添えて渡してください。
■相手の「好きなところ」を100個書き出す
筆者が実践し、自分も相手も幸せになれたのが、好きなところを書き出す作戦。100ページほどの小さなノートを用意して、1ページに一つずつ相手の好きなことを書き出していきます。仕事面、生活面、自分との接し方、子どもとの接し方、付き合っていた頃にデートで感じていたことなど…。100個書き出すためにはより具体的に相手の言動を思い返すことになり、忘れかけていた好きなところに気付けたり、愛情を再確認できたりします。もらう側も「100も書いてくれたのか!」と驚き、この上なくうれしい気持ちになること間違いなしです。
■手紙を書く・フォトブックを作る
パソコンやスマホで、簡単に文章を書くことができる今の時代。そんな時代だからこそ、心を込めてしたためた手紙はやはりうれしいですよね。思い出をまとめたフォトブックを作って、そのときの気持ちを書き入れていくのもオススメ。お金では買えない幸せをプレゼントすることができますよ。
素直な気持ちは、自分の心に留めておいてはもったいない! ぜひ相手に届けて、お互いにより幸せになりましょう。お好きな方法で、大切な気持ちを相手に渡してくださいね。
(Nao Kiyota)