10月8日にスタートしたドラマ「SUITS」(フジテレビ系)にて、キャスト陣の大袈裟なしゃべり方が話題になっている。主演で敏腕弁護士役の織田裕二は、なにかというとバッチリと決め顔を作り、ドラマというより舞台を観ているようだとの声もあがるほどだ。
「同作はアメリカで大ヒットした人気ドラマのリメイク版で、基本的な設定は一緒。それゆえ原作ドラマのファンからは『演技までアメリカドラマに寄せなくていいのに…』と残念がられています。そんな大げさな身振りやセリフ回しには『なだぎ武と友近の《ディラン&キャサリン》を観ているみたい』との声まであがる始末ですね」(海外ドラマ事情に詳しいライター)
ただ視聴者の中には原作ドラマの存在を知らない人も多く、「なぜこんなにも演技が大袈裟なのか?」という疑問を生んでいる。そんな「SUITS」での演技についてテレビ誌のライターは、別の影響を指摘する。
「織田の演技は原作のアメリカドラマを真似たというよりも、水谷豊に寄せているのではないかとの疑惑がありますね。その織田が2016年10月期のドラマ『IQ246~華麗なる事件簿~』(TBS系)で天才貴族を演じた際にも《しゃべり方がまんま『相棒』の水谷豊!》と指摘されていました。『SUITS』での弁護士も似たようなジャンルの役柄ですし、織田の中では敏腕警察官や敏腕弁護士はすべて、水谷風の演技になってしまうのかもしれません。水谷のほうもドラマ『相棒』(テレビ朝日系)の4代目バディに織田を熱望していたとの噂がありますし、織田の《水谷豊化》はいかにもありそうな話です」
ここはぜひ、水谷が「相棒」で得意としていた口癖の「妙ですねぇ」を、織田に言ってもらいたいところだ。
(白根麻子)