ジャニーズファンにとって「神奈川県藤沢市」といえば、中居正広だろう。藤沢市の鵠沼で生まれて育ち、野球少年として汗を流していた中居は、小学生で辻堂へ転居。18歳のとき、東京・中野でひとり住まいをはじめるまでは、家族5人が辻堂で暮らしていた。藤沢市立明治中学校に通っていたころは、野球少年から一転してヤンキーに‥‥。このとき、テレビで少年隊を観て「カッコいい」と思い、ジャニーズ事務所に入所した。
「中居くんがこの中学を卒業した9年後、タッキー&翼・今井翼くんも卒業生となっています。2人は実家も近所で、同じ学区、同じ中学校だったんです」(アイドル誌ライター)
藤沢市は中居、今井以外にもイケメンを輩出している。隣町の藤沢市立第一中学校には、元光GENJI・佐藤アツヒロが通っていたのだ。
「佐藤は中居の1学年下。ジャニーズに入ったのは、佐藤が中居より半年早く、中学生のころは一緒に電車に乗って、都内のレッスン場に通っていました。光GENJIのセールスポイントだったローラースケートの練習を一緒にしたこともありました」(前出・アイドル誌ライター)
さらに偶然は重なり、この第一中で佐藤の4年先輩だったのが、元忍者・正木慎也だ。忍者といえば80年代後半、光GENJI、男闘呼組と並んで「少年御三家」と呼ばれたジャニーズグループの一角。美空ひばりの「お祭りマンボ」をリメイクした楽曲で「NHK紅白歌合戦」にデビューから史上最短記録(4カ月)で初出場を果たしている(すでに記録は更新)。
忍者、光GENJI、SMAP、たきつばとジャニーズ4世代を輩出した藤沢。中居は今でもしょっちゅう帰省しており、16年7月に出版された情報誌「藤沢・辻堂Walkerウォーカームック」の表紙にも登場。インタビューでは、少年時代の思い出や地元に帰ってきたときの楽しみ方などを語っている。出版された時期はSMAP解散で揺れていたため、同誌は発売4日で重版が決まり、その影響力の強さを改めて知らしめている。
イケメンタウン・藤沢。ジャニーズファンなら訪れてみる価値アリか。
(北村ともこ)