すわ解散か、という流れの中で18日放送された「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)でのSMAPメンバー5人による生謝罪会見。ここで大きく注目されたのが、ジャニーズ関係者のコメントだ。
嵐の櫻井翔は、自身がキャスターを務める「NEWS ZERO」(日本テレビ系)で、会見放送直後に「木村さんの言葉に、後輩としてはショックを受けました」と感想を述べた。
翌19日朝には、TOKIOの国分太一が司会を務める「白熱ライブ ビビット」でこの会見に触れ、「(メンバーが)疲れ切っているな、と」「よかったですね、とは正直言えない部分もある」とシビアな意見を語った。ところが、同日朝、V6の井ノ原快彦は「あさイチ」(NHK)が生放送であるにもかかわらず、特にコメントを残さなかった。そこには、各グループの事務所内における立ち位置が関係しているのではないか、という意見がある。
「共にSMAPの後ろを走ってきた後輩ですが、嵐・TOKIOはSMAPマネージャーのI女史と対立していたジュリー副社長派のグループ、V6は中立ともいえるジャニー喜多川社長直轄グループですから、無言というスタンスを取ったのでしょう」(芸能ライター)
つまり、事務所の推しグループメンバーにのみ、意見することを許したのではないか、という見方ができるというのだ。
「正直な話、グループとしてのSMAPの魅力は今となってはあまり感じられません。今回のコメントは、嵐、TOKIOへの事務所の注力がより強固になっていくという姿勢を端に示したものではないでしょうか」(前出・芸能ライター)
木村を除くメンバー4名の活動自粛の噂も流れている中、後輩グループの下克上は静かに始まっているのかもしれない。