元貴乃花親方で日本相撲協会の理事を務めていた花田光司氏が、10月29日放送のトークバラエティー番組「しゃべくり007 10周年2時間スペシャル」(日本テレビ系)にゲスト出演することが分かった。
昨年11月に愛弟子の貴ノ岩に対する元横綱・日馬富士の暴行が発覚して以降、穏便に事態の収束を図ろうとする相撲協会へ盾を突き、角界における暴力やパワハラの撲滅を目指してきたものの、今年3月には自身の弟子である貴公俊による付け人への暴行が発覚して以降は、およそ1年間にわたって忍従の日々を過ごしてきた花田氏。
メディアに対して口をつぐんでいた騒動直後とは異なり、リラックスした表情で「しゃべくり」スタジオに登場した様子や、同番組ではおなじみのギリギリトークや無茶振りにも応じたという収録時の姿などが複数メディアによって報じられると、ネット上には「もともとは気さくな人柄なんだからどんどんテレビとかに出ればいい」「これからは生き生きとした姿しか見たくない。貴乃花は明るい方が良い」「どんな話をするか興味はあるなぁ~」との好意的なコメントが集まった一方、相撲協会との長い戦いを終えたばかりの花田氏に対し、「しばらくはのんびりする時間を過ごしてほしい」「鎧を脱いで一息ついて欲しいです」「だいぶお疲れでしょうからゆっくりと心身共に回復していただきたい」という休息を求める書き込みも目立つ。
「貴乃花親方の時代はとにかく一般的な感覚からは一線を画し、“ここはこう言った方が無難なのに…”や“今は大人しくしといた方が…”という安全路線には絶対に逃げない強靭なメンタルで常に戦いの姿勢を貫いてきました。良くも悪くも、愛する弟子たちによってキャリアを翻弄された人間かもしれませんが、ガチンコを地で行く稀有なキャラクターとして抜群の存在感を放っているため、今回のようなトーク番組は多くの注目を集めることになりそうです」(テレビ誌ライター)
ネプチューン堀内健の身体を張った“巻き込み芸”やくりぃむしちゅー有田哲平の無茶振りなど、ゲストを襲う様々な洗礼が存在する同番組だが、果たして元貴乃花親方はいかなる立ち回りを見せてくれるのだろうか。
(木村慎吾)