地方創生が進められる中、「田舎暮らし」は決して他人事ではありません。急な転勤で地方在住になるかもしれませんし、Uターン転職という可能性もあります。また、定年後の移住を望む人も増えているようです。そんな中、「田舎暮らしは実際どうなんだろう…」と気になっている人は多いかもしれません。そこで、田舎暮らしのことを探ってみましょう。
Instagramの「#田舎暮らし最高」というハッシュタグでは、田舎暮らしを大いに満喫している人たちの投稿をみることができます。そこには、大家族で食事を囲んだり、大自然の中で遊んだり、地方の美味しい名産品を食べたりと、田舎暮らしに憧れを抱かせるに十分な風景が。都会では味わうことができない、そうした生活すべてに惹かれるのかもしれませんね。
とはいえ、「何かと不便そう…」「外灯が一つもないようなところで夜は大丈夫なんだろうか…」などと不安に思うこともあるでしょう。でも、フリーライターの木下真理子さんの著書「定年からはじめる田舎暮らし完全ガイド」(青月社刊)によると、現代の日本では、過疎の村でもそうした“人里離れた山奥の古民家に住んでいるような”暮らしをしている人は本当に珍しいそう。電化製品は普及し、衛星放送で東京と同じテレビが見られ、誰もが携帯電話を使っているのだとか。地域さえ選べば、不安なく普通に生活ができるともいえますね。
また、逆にあえてイメージ通りの田舎暮らしを選ぶという選択もあるようです。「楽しい山里暮らし実践術」(学研パブリッシング刊)にはそのための知恵として、「石積みピザ窯」や「囲炉裏(いろり)」を自分で作る方法や使い方が書かれています。こうした、不自由というのではない、自然と共生したハンドメイドな暮らしもいいかもしれませんね。
どうやら、田舎暮らしは意外と自由度が高いのかもしれません。田舎暮らしを検討している人は、自分の理想と現実にしっかり向き合って、ぜひ幸せに実現してくださいね。