タレントでキャスターのホラン千秋が11月19日、公式ブログに“残念なお弁当”を公開し、話題になっている。11月4日に続いて二度目の自作弁当公開となったホランは、「基本的に残り物の処理が目的なので 見栄えとか、彩とかはあんまり改良する気はありません」とキッパリ。何の飾り気もないタッパーと、見栄えを完全に放棄した詰め方には「雑過ぎる」との批判も続出だ。汁気がごはんに染みないよう、おかずにはラップを敷いているが、それがまた“おばあちゃんの知恵”をイメージさせ、知的なキャスター姿とのギャップを浮き彫りにしている。
「普通なら公開するのが恥ずかしいレベルの盛り付けですが、ホランは『残り物の処理』や『省略できるor省略してもいい努力はバンバンカット』を強調。見方によってはいま流行りのミニマムデザインに通じるところもあり、これはこれでひとつのスタイルと言えそうです。ちなみにインスタグラムのほうではテレビ収録でのロケ弁と自作の弁当を比較し、『「何が違うんだろう?」と考えてみたけど、全てが違うので比べられなかった』と綴るなど、確信犯でやっていることを感じさせますね」(女性誌のライター)
もとより女子力の低さを指摘され、久本雅美からは「おまえ、絶対結婚できないわ」とさえ言われたこともあるホラン。本人はそんな女子力の低さもキャラのひとつと割り切っている節があるが、そんなホランの残念弁当を見て、涙を流す人たちがいるというのである。女性誌のライターが続ける。
「ホランの弁当を見て、子供のときに親から持たされた“残念な弁当”を想い出してしまう人が少なくないようです。小中学生では運動会で弁当持参になるところが多く、高校生なら昼食の弁当持参が一般的。そんなときに多くの親はキャラ弁を手始めに精一杯の力作を用意するものですが、なかには弁当作りが苦手だったり金銭的な事情などにより、ホランのような“茶色い弁当”しか用意できない家庭もあります。そんな弁当を恥ずかしがり、仲間の輪から離れて一人で弁当を食べたという悲しい思い出を持つ人にとって、ホランの弁当は悲しい過去を思い出させるきっかけになったようですね」
ホラン自身、各テレビ局のアナウンサー採用試験に全敗したあとは、アルバイト漬けの生活を送っていたこともあるという。その当時から節約のために弁当を自作していたそうで、彼女の弁当から立ち上る悲しげな雰囲気は、そんな過去を反映しているのかもしれない。
(白根麻子)