フィギュアスケートのGPロシア大会で、ケガを乗り越え、優勝を果たした羽生結弦選手。開催されたモスクワの会場には日本から大勢のファンが押し寄せ、大きな歓声が寄せられたという。
「会場となったメガスポルトは最大で1万4500人の観客を収容できますが、試合の映像をみると、ここは日本かと見紛うほどのアジア人の観客が見られました。公式練習だけでも日本からおよそ2000人が詰め掛けたと言われています」(スポーツライター)
あるロシアのメディアによると、メガスポルトの売店では羽生グッズが飛ぶように売れて、売り場のスタッフを驚喜させたという。
「羽生選手のグッズと、地元の平昌五輪金メダリスト、アリーナ・ザギトワ選手のグッズを比較すると、8:2で羽生選手のグッズが売れていたとか。日本のファンが、ノートでも写真でもパンフレットでも、羽生選手にまつわるものならなんでも買ううえに、羽生選手の写真が表紙を飾っているドイツのスケート雑誌『ピルエット』まで、中身も読めないのに買っていくとびっくりしていました。さらにプーさんのぬいぐるみも売っていたようで、日本から用意してきているのに、さらに買ったり、1人で30頭も買ったりするとも。日本人応援団の熱狂ぶりが伝わってきますが、もちろん羽生選手のファンは日本人だけではありません。最近は中国や韓国にも熱心なファンがいることが知られていて、ご当地ロシアにも羽生選手にメロメロな熱烈ファンが多数存在するのです。羽生選手のファンクラブもあり、その会員数はおよそ2万人もいるのだとか。今回のロシア大会には400人が駆けつけたそうです」(前出・スポーツライター)
実力はもちろん、人気でも文句なしの世界一のようだ。
(芝公子)