11月3日、嵐がデビュー20年目に突入した。紆余曲折をへて、ようやく迎える節目イヤー。その第1弾は11月16日に北海道・札幌ドームで幕を開けた7年連続10回目の5大ドームツアーで、これは日本人アーティスト史上初の記録だ。
この3日、日本テレビ系で放映されたラグビー日本代表のニュージーランド戦で、「ラグビーW杯2019」のイメージソングである嵐の楽曲「BRAVE」が初披露されている。これは、19年9月20日に開幕する同大会の関連番組で流されるシングル表題曲だ(発売日は未定)。ラグビーW杯スペシャルサポーターを務める櫻井翔が、久々にラップの歌詞を書き下ろしたことでも、注目度が高い。音楽事情に詳しい芸能記者は言う。
「“サクラップ”と呼ばれる櫻井のラップは、アラシック(ファン)の愛着が深いです。しかし、歌詞をド忘れしてしまったことがありました。10年ほど前のライブのアンコールで急きょ、人気ナンバーの『台風ジェネレーション』をやることになったのですが、セットリストに入っていなかったこともあって冒頭の歌詞が飛んでしまった。『街を見おろす丘から、……セイッ!』と、いきなりマイクをファンに向けて、ごまかしたことがあります(笑)」
ライブは生ものだけに、アクシデントが起こって当然。そんなミスを少しでも減らそうと努めるのは、嵐ライブの構成も担っている松本潤だ。今回のドームツアー開催を、東京ドームの恒例イベント「嵐のワクワク学校2018 毎日がもっと輝く5つの部活」(7月1日)でアナウンスしたのも、松本だった。
「“演出家”である松潤は、ステージ上でパフォーマンス中、上着を脱ぐタイミングになると、ギロッとメンバーのほうを見て、合図を送ってくれるそうです。大野智は、松潤と目が合った時、彼がさりげなく自分の襟足をひとつかみしてくれたので、次のタイミングで脱ぐんだなぁとわかったといいます」(芸能記者)
それでも、ミスってしまうのは相葉雅紀。昨年のライブで、松本が襟足をつかんで相葉のほうを見たが、本人は、「あー、松潤、カッコつけてんなぁ」と思っただけだったという。
先の“ワクワク学校”で松本は、「嵐史上最大規模のツアーを行います!」と声高々に宣言しているだけに、アラシックはワクワクが止まらない。ツアーファイナル(2019年1月13日の京セラドーム大阪)までお祝いムードに包まれそうな嵐。
メンバー5人の凡ミスを見逃さないようにするという、別角度の楽しみ方もあるかもしれない。
(北村ともこ)