「2018ユーキャン新語・流行語大賞」が12月3日に発表される。平成最後となる18年は、平昌五輪やサッカーW杯ロシア大会、ラグビーやボクシングなどスポーツ界からのノミネートが目立っているが、大賞に輝くのは何なのか。
振り返れば、ちょうど1年前の17年は、「うんこ漢字ドリル」がノミネートされていた。学習参考書として、オリコン週間“本”ランキングで4週連続トップになった大人気ドリル。下ネタのネーミングは、購読対象者である小学生にドンピシャだったようだ。
この「うんこ」ともっとも遠い位置にいそうなタレントである稲垣吾郎には、ある忘れられない思い出があるという。芸能事情に詳しいフリーライターは言う。
「小学生のとき、片思いをしていた女子の家でお勉強会があったそうです。そこでお手洗いを借りて、大きいほうの用を足したんですが、流れないという大ピンチ! 運悪く、断水になったのです。その子のお母さんから『今、その時間帯になっちゃったから、そのままでいいから。大丈夫だから』と言われたので、放置しましたが、ずっと気が気じゃなかったそうです」
帰宅後も吾郎少年は、女子の家でその日どんな対話が交わされたか、気になって仕方なかった。でも、恥ずかしさのあまり聞くことができないまま、小学校を卒業。30年ほど経った今も、トラウマとして刻まれているという。
「自身の番組『ゴロウ・デラックス』(TBS系)でこの話を明かしたときは、『絶対見られるじゃないですか。好きな女の子の家に残してしまった。相当悲劇』と、我が身の不幸を振り返っていました。SMAP時代の稲垣は、中性的な雰囲気とハイソな実生活がウリ。下ネタイメージが薄かっただけに、SMAP解散後のこの告白は衝撃的でした」(前出・フリーライター)
「うんこ漢字ドリル」が大ベストセラーとなったことによってよみがえった悲劇。吾郎少年の心の傷は、もうふさがっただろうか。
(北村ともこ)