11月28日、Sexy Zoneの松島聡が所属事務所を通じて一時活動休止することを発表した。「パニック障害による突発的な発作」が原因であるとコメントし、これでKing&Princeの岩橋玄樹に続き、1カ月間に2人のジャニーズタレントがパニック障害によって離脱したことになる。
芸能界ではナインティナインの岡村隆史やユースケ・サンタマリア、長嶋一茂、IKKOに星野源、さらに松島の先輩でもある堂本剛も、パニック障害に悩まされた過去を告白している。
「パニック障害は激しい動悸やめまい、発汗、息苦しさ、震えなどが突然起こる病気で、“このまま死んでしまうのではないか”という強迫観念に襲われるのが特徴。原因としては、極度のストレスや不安感にさらされた状態にあるときや、何らかのトラウマを抱えていることなどが挙げられます。人前に出ることが多く極度のプレッシャーがかかりやすい芸能人やスポーツ選手は特にかかりやすいとも言われますが、一般の人でも自覚がないだけで診断で初めて気付く人も多い。芸能人が公表することによって、罹患者の数は急増するかもしれません」(メンタルクリニック専門医)
厚労省の研究班調査(2002年度~06年度)によれば、パニック障害を含む不安障害を持つ日本人は9.2%で約10人に1人という。決して他人事ではないのだ。