雲田はるこの大人気漫画「昭和元禄落語心中」(講談社)がNHKで実写ドラマ化され、原作およびアニメ版ファンからも絶賛されているようだ。中でも篠井英介演じる松田は「原作を超えた存在」として高評価されているという。
篠井演じる松田は、岡田将生演じる「昭和最後の名人」と称されるほどの噺家・八代目有楽亭八雲だけでなく、七代目八雲(平田満)の時代から2代に渡り身の回りの世話や運転手をしている、いわゆる付き人だ。岡田も10代から老年期までを1人で演じているが、篠井は子役が八代目八雲を演じている時代から1人で演じている。
「現在、しわを描いて銀髪にしている岡田に対し、篠井はアニメ『サザエさん』(フジテレビ系)の波平とよく似た、頭頂部がツルリとした銀髪カツラをかぶっています。篠井は端正な顔立ちをしているため、おでこが大きく広がったようにも見えるそのカツラ姿に、ネット上では『このヅラをかぶってもコントに見えない篠井英介はすごい』『これまでミステリアスな役が多かった篠井さんの意外な一面を見せてもらってる気がして得した気分』『美意識の高い篠井さんが、よくこのヅラにOKを出したと感心する』など、大反響があるのだとか」(テレビ誌ライター)
人気気象予報士として有名な木原実らとともに「劇団花組芝居」を旗揚げし、女形として活躍していたこともある篠井。これからももっと知られざる一面を見せてほしい。