来年1月10日からスタートする読売テレビ制作のドラマ「ちょうどいいブスのススメ」で、夏菜がイケてないOL役で「ちょうどいいブス」を目指すことに。共演が高橋メアリージュン、小林きな子。でも、このキャストが発表された途端、「ちょうどいいブスが1人もいない」「まるでわかってない」と、SNS上はブーイングの嵐だとか。
「原作はお笑いコンビ『相席スタート』の山崎ケイのエッセイ。山崎は“ちょうどいいブス”芸人としてブレイクしていますから、原作者本人もある程度は納得してのキャスティングかもしれません。ですが男から言わせてもらうと、まるでわかってないという声に賛同ですね。夏菜がちょうどいいブスだとしたら、ほとんどの会社で美人に分類されているOLがそれになってしまいますよ。ドラマでは『自分表現下手くそブス』、高橋は『融通きかないブス』、小林は『開き直りブス』とキャラクターでブスのレッテルを貼るやり方のようですが、これにも『内面ブスはちょうどいいブスではない』とツッコミが入っています」(エンタメ誌記者)
オフィス取材も豊富な記者曰く、「ちょうどいいブス」とは、顔は美人とは言いづらいけど、ボディに隠れた魅力があったり、下ネタなどを言ってもOK、いろんな意味で後腐れなさを感じさせる女性なのだとか。
「誤解を恐れずにいえば、恋人未満でちょっといやらしい事がしたくなる女ですね。つまり、女性側のほうに性的好奇心を刺激する雰囲気があったり、ちょっとガードの緩さを感じさせないとダメ。原作者の山崎もコンビのネタで、自分の見た目を棚に上げて、男を誘惑するキャラをやったりしますから、それを称して『ちょうどいいブス』と言うわけです。学生時代のクラスでいえば、思ったより異性から人気があるという女子を指すのでしょうか。アンゴラ村長なども同じ系統ですが、事実、どちらも熱心な隠れファンは多いですよね」(前出・エンタメ誌記者)
男たちの勝手な欲求が“ちょうどいいブス”現象を生んだとすれば、「夏菜がブスではハードル高すぎ」「メアリージュンが融通きかないとか、ふつうに美人のそれ」「小林の開き直りとかって完全なドブスのパターン」と、ドラマに対して“それじゃない感”を訴える声が飛ぶのも当然かも。はたして視聴率のほうは“ちょうどいい”感じになるのやら?
(飯野さつき)