平均視聴率が20%の大台超えをキープしている絶好調の朝ドラ「まんぷく」(NHK)。その中で、主人公・立花福子(安藤サクラ)の夫・萬平(長谷川博己)の“親友”を自称し、損得勘定だけで動く世良勝夫を演じている桐谷健太が話題になっている。
視聴者からの人物評としては「若いけどキレ者でやり手。商売のためなら手段を選ばないような、悪く言えば悪役」「とても口が達者で要領がよく、世渡り上手」「周りを強引に丸め込み、自分の思うように物事を進めて行く人」「胡散臭い商売人」など悪評が多い。演じている桐谷を“ゲス男”扱いする声まであがる始末だ。
だが、桐谷といえば、現在放送中のauのCMで演じている“浦ちゃん”が好評で、2015年、2016年と連続で「CMタレント好感度」男性部門1位を獲得している。
「演じている役柄によって、好感度トップになったり、悪役として憎まれたりするのは役者冥利というもの。つまり、それだけ役にはまっている証です。役者にとってこれら視聴者からの評価は、最大級の誉め言葉ですよ」(芸能ジャーナリスト)
辛口で有名な井筒和幸監督にでさえ「人懐っこい。カッコつけた風でもない。上品だし、お世辞じゃなく人柄の魅力が人一倍大きかった」と評された桐谷。今後の「まんぷく」で彼がどうかき乱すのか、ますます楽しみだ。