12月5日放送の「あさイチ」(NHK)の冒頭で、連続テレビ小説「まんぷく」に対するコメント、通称「朝ドラ受け」が秀逸だったと話題なっている。
この日の「まんぷく」第57話では、手りゅう弾を海に投げ入れて魚を捕っていたという「たちばな塩業」に勤める若い衆たちの言い分を聞いた進駐軍のメイ(ブレイズ・プラント)が現場検証するも、魚は1匹も海に浮かんでこなかった。そのため萬平(長谷川博己)は窮地に追い込まれ、福子(安藤サクラ)は英語で夫の無実を叫ぶという内容だった。
これを受けた博多大吉が「魚、浮かんでこんねえ」と顔をしかめると、博多華丸は即座に「あれは潮が引いてた、丁度。もうちょっといつもなら満ちてるもん。あんな浅瀬に(手りゅう弾を)落としたら、浮かんでくるのはカニぐらいですもん」と自称“ドラマおじさん(ウォッチャー)”らしく鋭い見解を述べたのだ。また大吉も「あさイチらしくないこと言っていい?」と前置きすると、進駐軍のヘルメットに書かれている「MP」という文字に「マジックポイントにしか見えなくて。ロールプレイング(ゲーム)のやりすぎかな」と苦笑いしてみせたのだ。
「大吉はさらに進駐軍のメイとビンガムは兄弟なのか、などとつぶやいていましたが、正確には演じている2人がリアル兄弟なんです。2人は香取慎吾が孫悟空を演じた2006年1月期放送『西遊記』(フジテレビ系)の主題歌『Around The World』がヒットし、有名バンドの仲間入りを果たした『MONKEY MAJIK』のツイン・ボーカル兼ツイン・ギターの兄メイナード、弟ブレイズ。進駐軍のメイン3人を演じているのはこの兄弟と岡崎体育ですから、全員音楽畑の人間で俳優は誰もいないんです」(テレビ誌ライター)
ネット上では「自分も大吉先生と同じこと思ってた」「MPといえばマジックポイントだよね」と声をあげる人が続出。博多華丸大吉が愛されるいちばんの理由は、多くの人が共感できるその感性にあるだろう。