「NHK紅白歌合戦」と並んで年末の風物詩といわれる音楽番組が「輝く! 日本レコード大賞」(TBS系)だ。60回を迎える今年は、司会に同局の安住紳一郎アナと女優の土屋太鳳が抜擢された。11月下旬に行われた会見で土屋は「運動していないのに初めて汗をかいた」と大役に緊張感をにじませ「私、すごく喋るのが下手なんですけど、安住さんが隣にいると緊張が安心に変わる。安住さんの“あ”は“安心”の“あ”だなって実感している」とコメント。隣で聞いていた安住は「今日、仕事をやめてもいい」と感激しきりだった。
この知らせにネットでは「年末に太鳳ちゃんみられるの嬉しすぎる」「太鳳ちゃん!! 第60回レコード大賞司会おめでとう」など、喜びの言葉が相次いだ。しかし、その一方で土屋の“司会力”に疑問を呈する声も上がっている。
「土屋が今までにやった司会らしい司会といえば、NHKの『しあわせニュース2016 おおみそか』と『しあわせニュース2017 おおみそか』のMCぐらい。この番組はNHKの各支局がその年に起きた“しあわせニュース”を厳選して紹介するというもの。レコード大賞や紅白に比べると規模もこぢんまりとしたものです」(スポーツ紙記者)
土屋自身も、レコード大賞の会見で「私は圧倒的に力不足なので」と自らの力量を認め、「まずは、せめて正しくお伝えすることだけに集中していきたいと思います」と控えめに意気込みを語った。しかし察しのいい視聴者からは、やはり「喋りがあまりうまくない子とか司会大丈夫か?」「トーク力がない子を司会にするの、ゴリ押し以外なにものでもない」といった辛口コメントも上がっている。しかし、一方でこんな意見も。
「確かにMCとしてはキャリア不足かもしれませんが、最近は積極的にバラエティ番組にも出演してトークの腕を磨いています。また土屋のインスタグラムは長いことでも有名ですが、その文面は彼女の心情を上手く綴っており、詩的な表現がなかなか魅力的。その表現力を司会に活かせば、案外化けるかもしれませんよ」(放送作家)
今年8月に出演した「A-Studio」(TBS系)では、司会の笑福亭鶴瓶に「インスタグラムの文章、ものすごく長いらしいね」と突っ込まれていた土屋。レコ大の司会でも、その“展開力”が活かされることをぜひ期待したい。
(窪田史朗)