マッサージに行くと、脇の下をしっかりマッサージされます。
それは、脇の下には「リンパ節」があるからです。リンパ節はリンパ管の合流地点で、老廃物が詰まりやすいです。マッサージでその詰まりを取ってあげるのです。
リンパ節は、むくみの改善には大切なポイントです。
セルフケアでもリンパ節をマッサージしてあげると、むくみの予防・ケアに効果的です。
では、身体のどこにリンパ節があるのでしょうか? 今回は足のむくみケアに良いリンパ節をいくつかご紹介させていただきます。
まずは、ひざ裏にリンパ節があります。次が足の付け根の鼠蹊部(そけいぶ)です。そこをマッサージして、詰まりを取ってあげましょう。
そして、足のむくみとは無関係のように感じるかもしれませんが、鎖骨の下あたりにある胸元のリンパ節も効果的なポイントです。ここはリンパ管が静脈に流れ込む場所です。老廃物は最後、静脈に流されて処理されていきます。
ここのリンパ節は左右どちらにもあります。右側のリンパ節は「右の上半身のリンパ」とつながっています。一方で左側のリンパ節は「左の上半身・下半身のリンパ」とつながっているのです。つまり、足の老廃物が最後に流れる場所です。
ここは少し押し上げるようにしてマッサージしてください。
これらのリンパ節をマッサージでもんであげるだけで、足のむくみのセルフケアになります。
文:vivace藤村 美紀、「キレイの先生」編集部( http://kireinosensei.com/ )