木村拓哉の2019年は、主演映画「マスカレード・ホテル」で幕開ける(1月18日公開)。昨年も俳優業をはじめ、CM、ラジオ、PRモデルに加えてネット進出ほか、多岐にわたる活躍だったが、実は“カメラマン”としてもキラリと光る仕事をしていたという。キムタクがカメラマンとはいったいどういうことか。
「親友のB’z・稲葉浩志から直接お願いされて、デビュー30周年ライブ『B’z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-』の味の素スタジアム公演(9月21日)に乱入したんです。その日の木村は、帽子をかぶったカメラマンに変装して、稲葉にちょっかいを出しまくり。カメラと帽子が奪われて、カメラマンが大型ビジョンに映しだされると、正体がキムタクだったというオチでした」(女性誌記者)
30周年を華麗に彩るために、同ツアーの8月5日・日産スタジアム公演では、B’zファンで知られるブラックマヨネーズ・小杉竜一が女性警備員に扮して登場していた。味スタ公演はそれを上回るインパクトとして、稲葉が木村を候補にあげて、LINEで遠慮ぎみにオーダー。するとすぐに既読になり、木村の返信は「全然アリです!」。愛車のハーレーダビッドソンに乗って、稲葉のもとを訪れ、打ち合わせに参加。多くのアイデアを出したという。
「木村の主演ドラマ『ビューティフルライフ』(TBS系)の主題歌をB’zが手がけたことによって親睦を深めたと、今まで言われてきた2人ですが、グンと距離を縮めたのは6年ほど前。海です。2人は大のサーフィン好きですが、ある日、地元の人間しか知らないような超穴場スポットで、木村さんが海に入ろうとしたら、稲葉さんが上がってきたという奇跡の鉢合わせ。その日の夜と翌日の朝は一緒に食事をとり、以降はバイク好き、愛犬家、筋トレ好きという共通点の多さから、家族ぐるみの付きあいになりました」(前出・女性誌記者)
稲葉が50歳になった14年には、両家が全員集まって、都内のイタリアンレストランで食事を楽しむ姿が女性誌に撮られている。15年には、稲葉が木村にクロムハーツのベルトをプレゼント。木村はそのベルトを、16年1月にオンエアされた『SMAP×SMAP新春スペシャル』(フジテレビ系)で着用している。同年には、木村が「自分が使って感動した」ことを理由に、同じシェーバーを稲葉にプレゼントしている。
17年12月に生放送された『2017 FNS歌謡祭』(フジ系)では、稲葉が木村から誕生日に贈られたライダースジャケットを着て熱唱。木村とおそろいの高級革製品は、およそ34万円もするものだ。その日のステージで披露したナンバーは「Still Alive」。木村の主演ドラマ「A LIFE~愛しき人~」(TBS系)の主題歌だったという、イキな演出だ。
友だちの誕生日を祝うために、ポンと30万円以上も出せるキムタク。さすがは超一流芸能人。金に糸目は付けないのだ。そして2人の絆の強さを物語っている。
(北村ともこ)