焼き魚を見た途端、「え~っ、また魚…」と不機嫌になる我が子。そういう日は、決まってご飯もあまり食べてくれない……。
こんな経験をお持ちのお母さんは多いと思います。毎日の献立を考えるとき、子どもの「食べたい!」という前向きな心はとても重要ではありますが、好きなものばかりを食べさせてもいられませんよね。そこで、子どもが喜ぶ魚料理を、食卓に実現する工夫をご紹介しましょう。
■チーズやマヨネーズで洋風に調理する
チーズやマヨネーズを活用すれば、子どもの好きな洋風料理に近い味付けを実現することが可能。例えば、マヨネーズをかけてとろけるチーズをのせ、パン粉をふりかけて焦げ目をつければ、グラタンのような見た目の蒸し焼き魚料理にすることができます。タラやブリ、サバなどがぴったりです。
■鍋料理にしてお肉も楽しむ
焼き魚だけだと、どうしても見た目の豪華なイメージを演出できず、「これだけ…?」という思いを抱かせがち。また、「骨を取るのが面倒だから…」「骨を飲み込んでしまったら怖いから」という理由で嫌っている子も多いです。そんな場合は、鍋料理にして肉と魚を両方盛り込むと、“魚に挑戦”する姿勢へと背中を押しやすくなりますよ。
■ドリアやおにぎり、炊き込みご飯に入れる
ドリア、おにぎりは子どもたちも大好きなメニュー。フレーク状にして混ぜご飯にしたり、炊き込みご飯の具材にしたり、ドリアの具材として取り入れるのがオススメです。骨に気をつけて先に取り除いてしまえば、骨が怖くて食べられないという子でも、食事を楽しむことができます。
このように、ちょっとしたテクニックで子どもたちが喜ぶ魚料理にすることはできるのです。その子の好みの味付けや料理に組み込むことで、食べることへのハードルを下げてあげるとよいでしょう。
(Nao Kiyota)