1月22日に日付が変わって直後の深夜1時ごろ、歌舞伎役者の市川海老蔵が「バカです女性自身」と題して自身のブログを更新。同日発売の「女性自身」の記事に対する抗議文を綴った。
記事の内容は、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」(NHK)の主演を務める中村勘九郎と海老蔵との間に“深刻な溝”ができているというもので、2人の間に亀裂が入ったのは「両家の海外公演にまつわる海老蔵のひと言だった」とある。その言葉とは、勘九郎の父・十八代目中村勘三郎が心血注いで築き上げた「平成中村座ニューヨーク公演」を成功させた話題が出た時に、海老蔵が周囲に「平成中村座? こちとらオペラ座だ!」との“軽口”だった。このひと言が勘九郎の耳に入り、険悪な関係になったというのだ。
しかし、海老蔵は「私、雅行(勘九郎の本名)大好きです。そして、襲名(十三代市川團十郎白猿)の知らせを聞いてすぐに連絡してくれましたよ」と、記事の内容を完全否定し「全てに失礼です」と、切り捨てた。
芸能ジャーナリストも「この記事には驚いた」という。
「“成田屋”も“中村屋”も、歌舞伎において様々な新しい試みに挑戦してきました。双方とも互いにリスペクトしている関係です。百歩譲って、海老蔵が軽口を叩いたとしても、笑い話で済ませるでしょうし、これが原因で険悪になるほど度量の狭い人たちではありません」
ぜひとも2人の仲睦まじい姿を披露して、疑惑を払拭してほしいものだ。