2月21日放送「あさイチ」(NHK)で取り上げられた「性的同意」特集に対する司会の博多華丸大吉の発言や態度が、いまだに一部の視聴者からは受け入れられてないようだ。
この日の放送で取り上げられた「性的同意」とは、性交渉はもちろんのこと、キスやハグを行う場合でも、相手の意志を言葉で確認する必要があるという考え方のこと。イギリスなどで性被害を防ぐ目的として教育に取り入れられてきたが、日本ではまだ浸透していない。
番組では街頭インタビューを実施すると、日本人は聞きづらいと言い、外国人は同意は必要と回答。リポーターの千葉美乃梨アナが「(日本人の間では)女性側から性のことを話すのがはしたないと思ってしまって、声をあげられず悩んでる方もたくさんいらっしゃいました」と説明すると、MCの博多華丸は「そこが日本の奥ゆかしさというか大和撫子というか、そういう考えもあるわけじゃないですか」とコメント。また、「性的同意」のチェックリストを紹介すると、博多大吉も「VTRも見てて、この表も見ながら、いちいち言わなくちゃいけないのかなと思っちゃうんですけど」と言い、自分とは違う若い世代の人は知っておくといいかもしれませんねと、話を締めくくった。
「華丸大吉は、これ以外にも『男子校出身だから子どもの性教育は妻にお任せ』『嫌よ嫌よも好きのうちはギャグ』『女性から性的な誘いがあっても断りたい場合は“眠いから”じゃダメなの?』など、そういった対応をする人がいて困っている人がいるからこその『性的同意』という確認作業が必要だと言っているのに、まったく理解していませんでした。放送直後は2人の発言や態度に対してネットは大炎上となりましたが、現在では『有働さんやイノッチならきちんと議論できたはず』『有働さんとイノッチが恋しい』といった、前MCを務めていた有働由美子と井ノ原快彦を懐かしむ声に変わっています」(テレビ誌ライター)
博多華丸大吉の2人は、九州男児らしい考え方が「性的同意」の理解を阻んでしまったのかもしれない。