元“夜の蝶”立花胡桃の保育士転身が賞賛を集めた理由

 かつて夜の世界で頂点を極めたカリスマ嬢の立花胡桃が3月20日に自身の公式ブログ「ご延長なさいますか?」を更新し、芸能界からの引退を発表。保育士を目指すことを明かしている。

“第2の人生”とのタイトルでエントリーされた記事内で、立花は3月をもって芸能界から卒業することを報告し、「本格的に保育士として生きていきます」と説明すると「去年の10月に専門学校に入学してからずっとこれからの人生を考えていました」とも明かし、“華やかな世界”にいるよりも、「子どもたちと砂場遊びをしたり、泣いている子どもをあやしたり、赤ちゃんにミルクを飲ませたりする方が幸せを感じます」と本音を綴った。

 また、昨今残酷な児童虐待のニュースが多く報じられていることも、保育士を志すキッカケになったといい、「こんな辛いニュースをただ聞いているだけしか出来ないのか…私にも出来ることがあるんじゃないのか…行動すべきじゃないか…とずっともどかしい思いを持ってきました」と、葛藤があったことも打ち明けている。

「立花は、重労働にも関わらず保育士の収入が低いことも理解していると強調し、それを踏まえた上で『やる気でいっぱいです』『精一杯つとめていきたい』と宣言しています。10代の頃から夜の世界に従事し、様々な困難を乗り越えてきたであろう立花の“第2の人生”への挑戦にはさっそくネット上でも『心意気は素晴らしいと思います』『学校もちゃんと行ってるみたいだし、是非頑張ってほしい』と温かいエールが送られており、『数年後は複数の保育園を運営する園長になってそう』『1年程度保育士やった後、保育園を設立・経営する方になると思いますよ』という経営者としての期待も寄せられています。単なる一時の感情による思い付きでなく、37歳という年齢でしっかりと専門学校に通っていた点を評価する声が多いですね」(テレビ誌ライター)

 夜の蝶として多種多様な難局を経験してきた立花の次なるステージは、低賃金や人手不足がたびたび社会問題として取り上げられる保育の世界。その並々ならぬ意気込みと覚悟をもって、改革の新風を巻き起こすことはできるだろうか。今後の奮闘に期待だ。

(木村慎吾)

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