フリーキャスター有働由美子がMCを務める深夜のバラエティ番組「今夜ウドウ会」(日本テレビ系)が3月25日に放送され、ネットでも「ウドウ会おもしろすぎて眠れない」「ウドウ会面白い。有働さん大好き~」「zeroからのウドウ会、特番とはいえウドウさん大活躍だな」といった声が躍り、評判も上々のようだ。
「番組のコンセプトは、有働自身の家でのホームパーティー。茶色を基調としたシックなリビングはまさに自宅さながら。ところがそのリビングになぜか『骨付き生ハム』が。これには共演する平成ノブシコブシの吉村崇、森三中の大島美幸も驚いていました」(番組関係者)
実はこの「骨付き生ハム」には、面白エピソードがある。酔っ払って帰って来た有働が、ネットを見ていて前から欲しかった「骨付き生ハム」を発見。「見たら1万5000円。安いと思ってポチッたら、届いたら15万円だった」と明かし笑いを誘っていた。さらに有働は、年収2億円の人気嬢・進撃のノアを招き、“ワキ汗の由美子”の源氏名で接客にも挑戦。頼みもしないのにお酒を注ぐなど破天荒な接客ぶりに、吉村から「これは完璧にぼったくりです!」とクレームが入る一幕もあるなど、スタジオは大いに盛り上がりをみせた。
「有働は2月11日に明石家さんまがスペシャルMCを務める特番『今だから話します!平成最後にアスリート初告白SP』(日本テレビ系)で共にMCを務めた際、『せっかく台本を覚えたのに、さんまさんが全然違うことをやるのでそれが一番ショックでした』と話しました。民放ならではの洗礼を受けています。こうした修羅場を経験させるのも、今の事務所の戦略ではないでしょうか」(放送作家)
有働が所属する事務所「ナチュラルエイト」は、くりぃむしちゅーやマツコ・デラックスが所属するバラエティに強い事務所。「もしキャスター1本で行くつもりなら、この事務所に入るはずがない」と前出の放送作家は続ける。
「さんまの特番もくりぃむの上田晋也がMCの1人に加わるなど、有働が失敗しないようなシフトを引いています。上田やマツコが出演する番組で鍛え、深夜、やがてゴールデンと段階を踏みながら有働を民放でも通用するMCに育てていくつもりでしょう」
今年に入り、有働がキャスターを務める「news zero」(日本テレビ系)の視聴率も上向き。4月からは、巨人前監督・高橋由伸氏も“zeroファミリー”入りするなど追い風が吹いている。キャスター、そしてバラエティのMC。有働の二刀流挑戦は、いよいよこれからが本番だ。
(窪田史朗)