平成の時代が終わる今、そろそろ死語になりつつある言葉が多くあるようです。例えば、「OL」や「サラリーマン」。いったい、どういうことなのでしょうか。
働く女性が増える中、昔はそんな女性たちを“オフィスレディー”の「OL」と表現するのが定番でしたが、今や死語になりつつあります。なぜなら、必ずしもオフィスで働いているとは限らない、ということもあるからです。では、現代であれば働く女性のことは何と呼べばいいのでしょう? 2017年の博報堂の調査では、20~30代の働く女性の72.6%が、OLという言葉は「時代に合っていない」と感じていたそうです。ただ、「ワーキングウーマン」「働き女子」などがOLに替わる候補ではあるものの、未だにそこまで根付いていない現実もあるようです。
経営コンサルティング会社の代表である串崎正寿さんの著書「いちばんいいのは中小企業のサラリーマン:これから伸びる会社で働こう!」(PHP研究所刊)では、サラリーマンは近い将来、死語になると予想しています。なぜなら、時代や世の中がそれを許さず、これからの生き方のキーワードが、「独立」「起業」だからとか。“サラリー”つまり、給料をもらうのではない働き方が当たり前になってくる時代に、サラリーマンは確かに古いのかもしれませんね。
これからどんどん働き方が変化していくと予想される中、これらの言葉との関係を改めて考えたいところです。また、もしかしたら、殊更に性別で分けること自体が現代的ではないのかもしれませんね。