歌手の浜崎あゆみが4月7日にさいたまスーパーアリーナで行ったライブの開始時間が、予定より1時間近く遅延し、ファンからの不満が殺到している。
4月6日からの2日間、「ayumi hamasaki 21st anniversary -POWER of A^3-」と題して、“平成最後のライブ”と話題になっていたが、その盛り上がりに、浜崎自ら水を差してしまった形になっている。
7日は「WOWOW」での生中継が入っていながらの大幅な遅延に、ネット上では「プロ失格でしょ」「大幅に遅れたのに謝罪も理由の説明もなしかい」「昔はほぼ定時に始まってたのにね。最近のあゆにはがっかりさせられることばかり」と厳しい意見が並んだ。
「放送自体は定時に始まったんですけどね。待てど暮らせどあゆは現れず、画面には『開演が遅れております もうしばらくお待ちください』の文字。ようやく姿を見せたのは1時間後ですからね。体調悪化などやむを得ない事情があったなら仕方ないにしても、遅延に関して何の説明もなかったのは問題でしょうね」(音楽誌ライター)
1時間遅れでようやく始まったライブであったが、「最初から最後まで声が全然出てなくてびっくりした」「ここまで歌えなくなっているのなら、コンサートなんてやるべきじゃないでしょ」「さいたまスーパーアリーナでの問題ライブというと去年の沢田研二を思い出すけど、今回はそれ以上に色々酷かった(笑)」など、ネット上は酷評のオンパレードだ。
「これで怒らないなんて、あゆのファンはどんだけ優しいんだ」「怒るファンはとっくに愛想尽かして去ってるよ」などというファン同士のやり取りもネット上を賑わせているが…。
「かつては私も浜崎の熱狂的なファンで、ライブも年数回ペースで通ってました。今回の遅刻だけでなく、声が出なくなっていること、一度のライブで歌う曲数が減って、演出に頼りがちになっていることなど、全盛期を知っているだけにガッカリすることが多いのは事実です」(前出・音楽誌ライター)
5月から始まる“令和最初”の全国ツアーは2020年まで続く史上最長のものになるというが、今から先行きが心配になってくる。
(石見剣)