女は地図が読めない、運転が下手とよくいわれますが、実際のところどうなのでしょうか。
医学博士の米山公啓さんの著書「女性脳はまっすぐしか走れない」(経済界刊)によると、女性は右脳を使う空間的な感覚に乏しいのだとか。そのため、目の前のことしか見えていない、周囲と自分との位置関係を把握できない傾向にあるようです。地図が読めないのも運転が下手なのも、そんな女性脳の特徴があるからなんですね。
でも、だからこそ本来は上流階級の淑女のマナーであるにも関わらず、紳士のマナーとしての“レディファースト”が生まれたともいわれているそうです。つまり、男性が女性に譲るのは、脳科学的にも合理的ということ。それならば遠慮することなく、その恩恵に預かればいいのです。
また、女の脳は男性より劣っているという考えは、持たないほうがいいともいわれています。なぜなら、子育てに有利だったり、家族の病気に気付いたりするため、“五感は女性のほうが優れている”ように遺伝子に組み込まれているからなんだそう。不貞を見破る能力が高いのも、この五感によるものなんだとか。絶対的に男性脳が優れているのではなく、女性に優位性がある能力もあるということです。
そして、メンタリスト DaiGoさんの著書「男女脳戦略。」(ダイヤモンド社刊)によると、男性でも15%は女性脳で、女性でも10%は男性脳という医学的報告もあるのだとか。であれば、地図を読めて運転も上手な女性もいるということですし、女性であっても時には男性脳を駆使して、男性を仕事で圧倒するなんてこともあり得るそうですよ。