2019年のゴールデンウィークは最大10連休とあり、メンタル面でも大きな変化がありそうです。普通、連休といえば精神的に楽になるものですが、この時期は「五月病」というものがあるのでちょっと心配になります。
精神科医の西多昌規さんの著書「寝不足でも結果を出す全技法」(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)によると、五月病は新しい環境で気が張り詰めていたことによる疲れなどが原因というのが一般的な見解ですが、大型連休中の生活リズムの乱れも原因の一つだと指摘されているのだとか。どこにも外出せず、1日中ごろごろ過ごしてしまうと、生活リズムが崩れて夜型になり、鬱っぽくなってしまう恐れもあるようです。
こうした生活リズムの崩れによる五月病、2019年はいつもより長い休日になるだけに気になってしまいます。予防するためにはどうすればいいのでしょうか?
社会心理学者の渋谷昌三さんの著書「心理学が使える人が成功する」(PHP研究所刊)には、五月病の原因の一つは、新しい環境に馴染めないことにあると書かれています。そして、環境に慣れるためには、「縄張りをつくる」ことが解決策とも。そのためには、例えば使い慣れた私物を持ち込む、自由時間にあちこち散策して自分の縄張りをみつける、つくるといった方法があるそうですよ。
ゴールデンウイーク明けに、「会社に行きたくないな~」とならないためにも、連休に入る前に自分の縄張りをつくっておくといいかもしれませんね。