いま、「ていねいな暮らし」が注目を集めているようです。これは、忙しい毎日の中でも意識的に心身を休める時間をつくり、こだわりを持って身の回りのものを選んで自分らしい生活スタイルを持つこと。ナチュラル志向、自然派志向ともいわれますが、実はそうした暮らしができるのは、限られた女性であることが分かったそうです。
一般消費財メーカーのP&Gが女性400人を対象に、「ファブリーズ ナチュリス」に関連したアンケート調査を実施。これによると、ていねいな暮らしを実践している女性たちがモノ選びの際に重視していることは、「安心」「デザイン性」「機能性」「自然素材」で、身の回りのものを選ぶときや暮らしの質をよりよくするためのこだわりは、「自分らしさ」「自然素材」「香り」だったそうです。
そして、ていねいな暮らしを実践できているのは、「独立した子のいる母親」(45.8%)や、「子供のいない女性」(32.2%)が大部分を占めており、「子育て中の女性」は22.0%と少数派でした。つまり、ていねいな暮らしは、自分の時間を持つ余裕がないと追求できないということ。そう考えると、独身や子どもを持たないというのも、人生の選択肢の一つなのかもしれません。
また、Tokyowalker編集部・編集の「おひとりさま専用Walker2019 これは、ひとりで読んでください。」(KADOKAWA刊)が、首都圏在住の20~60代男女100人に行ったアンケート調査によると、ソロ活、つまり一人遊びをしたことのある人は全体の42%だったそうです。
さらに、これまであえて一人でしたことのあることとして、「ひとり動物園」「コンサート」「回転寿司」「ボードゲーム」「旅行」「サウナ・温泉」が挙がっていました。“おひとりさま”が必ずしもよいとは言い切れないものの、一人でもこれだけ楽しめることがあるということは、意外と知られていないのかもしれませんね。
「結婚できない!」と、歯がゆい思いをしている女性も多いことでしょう。でも、これらの調査結果をみると、ていねいな暮らしを追求してみる、ソロ活してみるなどして、たまには視点を変えてみるのもよいかもしれませんね。