タレントの鈴木奈々が5月4日放送の「田村淳の訊きたい放題!」(TOKYO MX)に出演し、始球式での不手際について謝罪した。
鈴木は4月27日に楽天生命パークで行われたプロ野球、楽天─ロッテ戦の始球式に登場。投球動作を数度にわたって繰り返したことで試合開始時間を約4分遅らせ、ネット上では「一体何しにきてるんだ」「プロ野球の始球式はテレビのバラエティ番組じゃないんだぞ!」「選手たちが試合開始に向けて集中力を高め、いざ勝負に挑まんとしてる時に、何やってるんだこのアホは」「こういうタレントを始球式に出す側も批判されるべき」など、怒りの声が殺到していた。
「番組司会のロンドンブーツ1号2号・田村淳が『ちょっと鈴木さんが心穏やかでない日々をお過ごしのようで…』と騒動に触れると鈴木さんは『あの始球式で、皆さんにご迷惑をかけて申し訳ない気持ちです』と、今にも泣き出しそうな表情で平謝り。田村をはじめとする出演者たちは優しくかばっていましたが、事態の大きさを踏まえれば、もう少し厳しく叱責された方が本人にとってもよかったのかもしれません」(テレビ誌ライター)
田村は「こんなに鈴木さんを追い込む日本社会って」と、鈴木を励ましていたが、ネット上ではこの発言にも「田村淳もちょっとわかってないんじゃないの。始球式はお笑いじゃないんだぞ」「日本社会とかそういう問題じゃない」「田村の発言で鈴木奈々に反感を持つ人間がよけいに増えたかも」「始球式はいつものバラエティのノリが許されるような場じゃないと思うが、田村さんもその辺がわかってないのかな?」といった疑問・批判の声があがっている。
今回の始球式は「タイシデー」と銘打たれた、食品メーカー「太子食品」の協賛で行われ、同社の「一丁寄せ生とうふ」のイメージキャラクターを務める鈴木が登板する運びとなった。同社は試合翌日に「始球式が遅れ、皆様にご迷惑をお掛けした事、大変申し訳ございませんでした。私達スポンサーの準備・説明不足であったと深く反省しております」と公式ツイッターでコメントしたことで、事態は収束したが、なんとも後味の悪い結果となってしまったようだ。
(石見剣)