2016年春に「KAT-TUN」脱退ならびにジャニーズ事務所を退所した田口淳之介容疑者が法律違反の薬物所持の容疑で5月22日に逮捕された。
田口容疑者は、来月1日には滋賀県甲賀市のやまなみ工房ライブハウスワンマンライブ「田口淳之介スペシャルアコースティックライブ」を開催予定だというが、同所の関係者によれば、田口の事務所の人間とも連絡が取れず、事実関係を確認しているとのこと。チケットは完売しているというが状況的に考えると、開催は難しいところだろう。7月からは全国19カ所を回るツアーも予定されていたが、こちらも絶望的なところだろう。
そんな田口容疑者の逮捕は世間に大きな衝撃を与えているが、やはり気になるのはKAT-TUNファンの心境だろう。
ただ、ネット上には「田口好きじゃなかったし、辞めてくれてよかったわ」「今となってはグループも事務所も辞めてくれてありがとう」「連絡も取ってなかったみたいだし、よかったわ」など、逮捕される前にグループを辞めていたことに安堵が広がっているようだ。
「田口が15年11月放送の生放送音楽特番でKAT-TUN脱退を発表した際には、同グループのメンバーである亀梨和也は『グループとして何度もこのような形になり、申し訳ない』と、手と声を震わせ、悲壮感たっぷりにコメントしていました。責任感が人一倍強い亀梨ですから、田口で脱退メンバーが3人目となることでファンを不安にさせてしまうことがとにかく心配だったのでしょう。しかし、もし、田口がグループに在籍していた状態で今回の逮捕を迎えていたとしたら、その責任感の強さゆえにグループを解散するという選択肢も浮上していたはずです。ファンとしてもやはりメンバーが減ってしまうことは寂しいことですから、突然の田口の脱退発表に大きなショックを受けていましたが、今となってはKAT-TUNを田口に壊されなくてよかったと安心しているようです。また、田口は17年に応じたスポーツ紙の取材でメンバーたちとは『連絡を取り合っていない』と語っていましたから、ファンとしてはそこにも一安心のようですね」(エンタメ誌ライター)
しかし、脱退を発表した時の反応からこれほどまでに綺麗な手のひら返しをくらうのもただただむなしいばかりだ。
(佐伯シンジ)