年齢を重ねるにつれ、なんだか若い頃のように痩せなくなってきたという声はよく聞かれるものです。ダイエットエキスパートの和田清香さんは、30代からはホルモンバランスが崩れやすいことから、うまく気力を醸成できなくなることが、一つの原因ではないかと指摘します。
そんな女性たちにオススメなのが、「脳腸ダイエット」。これは、「腸と脳は血管や神経を介して繋がっていて、互いに影響し合う」という“脳腸相関”に着目したもので、脳腸のサイクルを整えることで肌や体はもちろん、自律神経のバランスや心のコンディションをも良好にし、ダイエットの継続と効率アップを目指すものなんだとか。
脳腸ダイエットでは、食事や運動などさまざまなアプローチがある中で、食事について和田さんは「ストレスになるほどの食事制限はしないこと」、そして「発酵食品をいろいろ試し、積極的に取り入れること」を勧めています。発酵食品といえば納豆、ヨーグルト、味噌、チーズ、ぬか漬け、キムチなどがありますが、これらを毎日の食事にうまく組み合わせたいものですね。
また、ボディワーカーの森拓郎さんの著書「太りグセ改善ダイエット」(マガジンハウス刊)でも、発酵食品はダイエットの頼もしい存在だと述べられていて、腸内環境を善玉菌優位の状態にしておくことがよいのだとか。そうすれば、代謝をサポートするのに必要な栄養素がしっかりと吸収されるそうですよ。
他に、脳からのアプローチとして、和田さんは「人に褒めてもらえることを伸ばす」のを勧めています。そのほうが何倍も楽しく、脳も腸も健康でいられるようです。そして、「ダイエットも、自分のよいところを伸ばす気持ちで行うと、心も体も美しく磨かれていくはずです」とアドバイスしています。
ダイエットがうまくいかずに悩んでいる女性は、「脳腸ダイエット」を意識してみるのもよさそうですね。