4月にテレビ朝日を退社した小川彩佳アナウンサーがメインキャスターに就任した報道番組「NEWS23」(TBS系)が6月3日に初回を迎え、平均視聴率が4.3%を記録。視聴率は今ひとつだったものの、期待を寄せる声がネットにも数多く寄せられている。
「小川アナは昨年9月、長らく務めた『報道ステーション』(テレビ朝日系)を卒業。その後はネット局AbemaTVのニュース番組を担当していましたが、今年2月一般男性との結婚を期に同社を退社。わずか2カ月後、長年視聴率争いを繰り広げてきた『NEWS23』のメインキャスターに就任したことから、大きな注目を集めていました。初回の放送を見た視聴者からは『小川彩佳さんキタッ』『他局のアナウンサーと違って、自分の言葉で話してた。頑張って欲しい!!』『とても清々しい。報ステに宣戦布告しすぎ』といったコメントが躍っています」(スポーツ紙デスク)
今回の電撃移籍については、伏線があったと前出のスポーツ紙デスクは語る。
「小川アナは政権の不正などにも臆することなく斬り込み、安倍首相が生出演した際も厳しい質問を投げかけ、安倍首相を憮然とさせる一幕もあり、テレ朝の上層部からは煙たがられていました。10月からAbemaTV『Abema Prime』へ転身。バラエティ色満載の演出に初回放送後、本人も『これが明日以降も続くんですね。いやぁ~、もう疲れました』とこぼすなど“懲罰”ではないかという声も聞こえてきました。政府の顔色ばかり伺うテレ朝にはほとほと嫌気がさしていたという噂です」
そうしたテレビ朝日の内部事情を察したTBSは、電光石火“小川アナ獲得”に動いたといわれる。しかし、テレビ朝日も黙ってはいなかった。
「テレ朝は3日『報道ステーション』放送後に、プライム枠に昇格したばかりの人気番組『激レアさんを連れてきた。』の1時間特番をぶつけてくるなど、明らかに小川アナを意識した編成を見せています」(芸能ライター)
過熱気味の夜のニュース戦争の火にさらに油を注ぐのが、嵐・櫻井翔の存在だという。
「小川アナの初日の放送に裏番組『news zero』(日本テレビ系)では嵐の櫻井がキャスターとして出演。さらに来年、嵐が活動休止した際には、元総務事務次官の父のコネクションを活かして参院選に出馬するといった噂もまことしやかに囁かれています」(夕刊紙記者)
元カレの櫻井議員に小川キャスターが鋭く切り込む。捕らぬ狸の皮算用とはいえ、もしこんな場面が実現すれば「NEWS23」の視聴率はうなぎ昇りなのだが…。
(窪田史朗)