本格的に夏がやってくる前、公園へのお散歩は気持ちがいいものです。また、この時期に庭いじりや家庭菜園に精を出している人もいるかもしれません。
そんな中、気を付けたいのが「チャドクガ」です。この毒蛾は毒針毛と呼ばれる細かい毛を持っており、直接はもちろんのこと、飛んできた毒針毛に触れるだけでも、皮膚炎を起こして強烈なかゆみに襲われることがあるのです。
チャドクガは、ツバキ、サザンカなどに発生し、都市部の公園などにも生息しています。触った直後からかゆみを感じることが多く、風にのった毒針毛の場合は衣類に着いた後、皮膚に付いて時間差でかゆくなったりもします。
被害にあったら、まずはセロテープなどで毒針毛を取り除くこと。かきむしってしまうと、毒針毛が広がってしまいます。その後、水で洗い流します。あまりにも発疹がひどい場合は、病院へ行きましょう。衣類はセロテープなどで毒針毛を取り除き、50℃以上のお湯で洗ってアイロンをかけることで、被害が広がらずに済みますよ。