新聞紙遊びは、「口に入れてはいけないよ」が守れるようになればすぐに始めることができるため、1歳頃から挑戦できます。新聞紙1枚から何を生み出すか、考えるだけで脳トレになりますから、お子さまと一緒に発想力・創造力を鍛えてみてください。新聞紙だけでできる、5つの遊び方をご紹介します。
■ちぎる・割く
新聞紙は、切る方向によってスムーズに長く切ることができたり、すぐに曲がって小さく切れたりします。まずは、自由にちぎったり長細く裂いたりして、素材の特徴を発見しましょう。「こんなに細く切れちゃった!」「あれ? 変な形になったよ」と結果を報告しながら行うことで、方向や力の入れ方による切れ方の違いを発見しやすくなります。
■丸める
新聞紙をギュッと小さく丸めてから開くだけで、紙の柔らかさは大きく変わります。丸めるとボールのようになるため、楽しんで投げ始める子もいるでしょう。当たって怪我をすることはほとんどありませんから、室内で自由に投げることができるのもうれしいですよね。周りに障害物がないか、丸めた新聞紙を投げても危なくないかを確認してあげましょう。
■好きな形にする
紙飛行機やかぶと、細く丸めて作った剣など、思い思いの形を作るのもいいでしょう。頭でイメージしたものを目の前で再現することで、発想力や創造力(表現力)を鍛えることができます。
■布団にする
ちぎったり丸めたりした新聞紙を開き、それをいくつか集めます。すると、ふかふかのベッドが完成! 中に入って新聞紙の布団に寝転んでみたり、新聞紙の山に隠れてみたり……。細く裂いた新聞紙を大量に作って、新聞紙プールにしても楽しいですね。
■秘密基地を作る
自在に形を作ることができるようになったら、立体的な秘密基地にも挑戦してみましょう。細く丸めて骨格を作り、新聞紙を貼ってテントを作ります。たったこれだけで夢のような秘密基地が出来上がりますよ。骨組みのバランスやテントの重さを調節しながら作ることで、紙の性質以上にさまざまな学びを得ることができるでしょう。
新聞紙一つあれば、どんなアイデアも形にできる。そう思えれば、0から作り出すことや考えることが大好きになります。新聞紙を捨てる前に、手先の器用さや創造力・表現力を鍛える遊びの時間を作ってはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)