6月20日、2019‐2020のフィギュアスケートGPシリーズのアサインを国際スケート連盟が発表した。お目当ての選手がどの大会に出場するか、はたまた現地まで応援に行くためにどう予定を組むかなどを決める、ファンにとっては大事な時期だ。
GPシリーズは10月18日のアメリカ大会でスタートするが、羽生結弦選手は2戦目のカナダ大会と11月下旬のNHK杯に出場予定。どちらも先の世界選手権で表彰台に立ったネイサン・チェン選手、ヴィンセント・ジョウ選手はエントリーしておらず、羽生選手が優勝を重ねてGPファイナルに駒を進めてくれるのではないかと、ファンは早くも大きな期待を寄せている。
一方で、宇野昌磨選手のファンは悲鳴をあげているという。
「宇野選手は、フランス大会とロシア大会にエントリーしているのですが、フランス大会にはチェン選手が2試合目として出場予定。ロシア大会にはジョウ選手が2試合目として出場予定です。先の世界選手権では、宇野選手は2人に敗れていますから、熾烈な戦いが予想されるのです」(スポーツライター)
宇野選手は今季、これまで5歳から師事してきた山田満知子コーチ、樋口美穂子コーチの門下を卒業。まだ正式発表はないものの、ロシアのエテリ・トゥトベリーゼコーチのもとを拠点に練習をしていくことになると言われている。一方で、ジョウ選手は日本に拠点を移して最初のシーズンだ。
それぞれが新たな環境で磨き上げた演技とは、いったいどんなものなのか。開幕が待ち遠しい。
(芝公子)