まさかのコンビの共演とあって、ドンピシャ世代の人は思わず声を上げてしまったようだ。
女優の杏が主演を務めるドラマ「偽装不倫」(日本テレビ系)が7月10日に初回放送を迎えた。同作は独身の派遣社員・濱鐘子(杏)が、独身であるにもかかわらず、ひょんなことから既婚であると嘘をついてしまったことから始まるラブコメディードラマ。
婚活をこじらせている鐘子とは対照的に、仲間由紀恵演じる鐘子の姉・吉沢葉子は長身のイケメン商社マンの吉沢賢治と電撃結婚し、誰もが羨む結婚生活を手に入れているという設定だ。
ただ、葉子の夫役である賢治を演じているのが谷原章介ということもあって、ドラマファンの間でちょっとした話題となっている。
「仲間が“ヤンクミ”こと教師で主人公の山口久美子役を演じた02年から08年にかけて計3シリーズが放送された学園ドラマ『ごくせん』(日本テレビ系)で、谷原も05年放送の第2シリーズに同僚の九條先生役で出演しています。ヤンクミは九条先生に想いを寄せ、バレンタインチョコを渡すなどしていたものの、ヤンクミの片思いで終わっています。そんなごくせんコンビが今度は夫婦役で共演とあって、『ヤンクミと九条先生が結婚してる!』『ヤンクミの14年越しの恋が叶った』など、ごくせんファンが大いに盛り上がっているようですね」(エンタメ誌ライター)
しかし、そんな仲間だが、同作では甘え上手なプロボクサーの八神風太(瀬戸利樹)に独身と偽って、不貞行為を行うという役どころ。
そのため、まさかの運命のいたずらとも思えるキャスティングに視聴者からは「やっと夫婦になれたのに何してんだ、ヤンクミ」「悲しむ九条先生の顔は見たくない」など、「ごくせん」での設定を引きずって視聴するファンの声も。ともあれ、2人が辿る結末を見届けたいところだ。
(権田力也)