2019年の梅雨、関東においては湿度が高い日もあって汗ばみがち。これからはますます気温も上がってきて暑さが増すので、日焼け止めが汗で落ちるのには注意が必要です。でも実は、日焼け止めが落ちるのは汗だけではなく、ちゃんと塗れていないケースもあるようです。
皮膚科医の慶田朋子さんは、「量が不十分」「まんべんなく塗れていない」「塗り直しの頻度が低い」などの場合、日焼け止めの効果が十分に発揮されないといいます。せっかく塗ったのに効果が得られないと、損した気分にもなりますよね。そうした日焼け止めのスキ間から生まれる“スキマリスク”への対策は、「たっぷりの量をまんべんなく」「こまめに塗り直しする」ことがポイントといえそうです。
また、薄着になる季節には衣服の胸元や繊維のスキ間からも紫外線が侵入してくるので、「服を着る前に日焼け止めを塗る」など、より入念な対策が必要なんだそうですよ。
皮膚科・内科医の友利新さんは著書「肌老化が怖くなくなる本気の肌トレ 炎症ストップケアで肌悩み全解決」(主婦の友社刊)の中で、顔に日焼け止めを塗る場合、まずは一番日焼けしやすい目の脇の「Cゾーン」から塗るのを勧めています。ここを指で塗ってからスポンジでポンポンと軽く押すことで、塗り残しを防ぐことができるとか。さらに、額や口周り、鼻の下は塗り残しやすいので要注意だそうですよ。
夏は皮膚科医直伝「日焼け止めのポイント」をよく頭に入れて、万全の紫外線対策をしましょう!