最近はメールやLINEのやりとりばかりで、葉書きの登場回数がめっきり減ってしまってはいませんか? やっぱり、手書きのお手紙が家に届くとうれしいものですよね。
夏の挨拶状に、「暑中見舞い」や「残暑見舞い」があります。暑中見舞いはそもそも、江戸時代に周りの人に近況報告をかわす意味で始まったもの。お盆には里帰り時に贈答品を渡していましたが、直接渡せない人に葉書きも一緒に贈るようになったとか。
そんな暑中見舞い、一般的には梅雨が明けてから立秋までに送ります。それを過ぎたら残暑見舞いです。これは、立秋から8月31日までの間に送ります。今年の立秋は8月8日。まさに、暑さがまだまだ続く時期ですね。
とくに書き方に決まりはありませんが、冒頭に「残暑お見舞い申し上げます」とお見舞いの挨拶を書き、自分の近況報告、相手の健康を気遣う言葉、そして最後は結びとして、日付の後に暑中見舞いであれば「盛夏」、残暑見舞いであれば「立秋」といった言葉を書き添えます。あまり堅苦しく考えず、旅先から絵ハガキを送ってもいいかもしれませんね。
今年の夏は、大切な人やお世話になった人に、心のこもった「残暑見舞い」を送ってみてはいかがでしょうか。