劇団ひとりが初演出を手がけたドラマ「べしゃり暮らし」(テレビ朝日系)が放映中だ。人気漫画家・森田まさのり氏の同名漫画が原作。人気俳優の間宮祥太朗と渡辺大知が出演している。
これはお笑い芸人を取り上げたドラマだが、実際の芸人がドラマに出演するケースは少なくない。実はジャニーズドラマに出ていたという芸人もいる。ANZEN漫才・みやぞんも、そんな1人だ。
「みやぞんが出ていたのは、山下智久と長澤まさみの月9ドラマ『プロポーズ大作戦』(フジテレビ系)。野球のシーンに登場しました。撮影前、山Pがバッティングの練習をしていたので、元野球少年のみやぞんは、『こうやって打つんだよ。わかった?』と指導。『君、カッコいい。すごい魅力的だよ。絶対売れると思う』と励ましました。幼いころからスポーツばかりしていたみやぞんは、テレビを見ないで育ったので、山Pを知らなかったのです」(テレビ誌ライター)
みやぞんが、褒めた相手が主役であったことを知ったのは、オンエア後だった。
同じくエキストラとしてジャニーズ作品に出ていたのは、吉本興業の若手漫才師・鬼越トマホークの「金ちゃん」こと金野博和。97年に日本テレビ系で放映されたドラマ「ぼくらの勇気 未満都市」に出演していた。
「KinKi Kids、まだジャニーズJr.だった松本潤、相葉雅紀が出演しています。ぽっちゃり系の金野は、堂本剛のクラスメイトの1人でした。でも、さほどセリフがなかったので、剛はまったく覚えていないそうです」(前出・テレビ誌ライター)
剛とドラマで絡んだ芸人は、ほかにもいる。プロダクション人力舎に所属していたモダンボーイズ・類家大地だ。96年に放映されたKinKiの主演ドラマ「若葉のころ」(TBS系)で、17歳の剛の弟役を、8歳の類家が演じていた。類家はその後、子役タレントをやめて芸人に転向。しかし、コンビは17年に解散している。
ジャニーズと共演した元役者芸人で大成したのは、みやぞんだけ。そろそろ“第2のみやぞん”が出現してほしいものだ。
(北村ともこ)