お笑い芸人の陣内智則が8月25日、神戸市内で催されたスポーツフェスティバル「トヨ パラ 2019 ~ひろげるこどもたちの未来~」に他の吉本興業所属タレントらと共に登場。イベント中には闇営業騒動で世間を騒がせた雨上がり決死隊の宮迫博之の名前を出す一幕もあった。
2020年の東京パラリンピック開幕をちょうど1年後に控えるこの日、MCを務めた陣内を始め、サバンナ・八木真澄や女と男・市川義一、大西ライオンなど11組のお笑い芸人、そしてパラトライアスロンの円尾敦子氏らアスリートも集結し、トークショーに華を添えると、話題は徐々に“闇営業騒動”へとシフト。
陣内は初っ端から「11組の謹慎明けの芸人たちです」と、会場に集まった後輩らをイジり倒すと、ゴルフ好きで知られる大西ライオンにも「闇ゴルフばっかり行ってるけど大丈夫?」とツッコミ。続けて、芸能レポーター・井上公造氏のモノマネを十八番とする市川が「ここだけの話ですけどね。宮迫さん、居酒屋ではハイボールを2杯ずつ頼むそうなんです」と“芸能スクープ”風に宮迫の名前を含めた得意ネタを披露するも会場からは笑いが生まれず、陣内からの「まだちょっと宮迫さん(のネタ)は早いわ」とのツッコミを頂戴していた。
「地上波のバラエティ番組でも“宮迫”の名前が頻繁に飛び交うのはフジテレビの『さんまの向上委員会』ぐらいで、情報番組でも無い限り、やはり演者は“宮迫”の名前を出すことを避ける傾向にあります。そこには、やはり闇営業騒動で最も批判を集めた中心人物であるという点に加え、過去の不貞報道からそこまで年月を経ておらず、ネットでの評判がすこぶる悪いという背景もあるでしょう。一言でも宮迫を擁護するようなコメントを出せば自身の好感度にも悪影響を及ぼす可能性が高く、皆、発言には慎重になっている印象です。今回はテレビではなくトークショーでの発言ですが、すでに『芸人の仲間意識が一般の人もかなりズレてる!』『宮迫に近い人間がイジるのは難しい』『仲間と世論の温度差』『やっぱ宮迫はめちゃくちゃ嫌われてるんだな』という声が出ています」(テレビ誌ライター)
宮迫の芸人キャリアにおいて大部分を占めていた「アメトーーク!」も、“宮迫抜き”で撮影が続行されており、まるで存在しなかったかのような騒動直後の“神編集”も話題となった。
こうした逆境の中、宮迫はいつの日か再びお茶の間に笑いを届けられる日は来るのだろうか。今は世間の怒りが鎮まるのを待つことしかできないのかもしれない。
(木村慎吾)