再起を図るりんたろー。を阻むのはいつも相方のスキャンダルである。お笑いコンビ・EXITの兼近大樹が9月4日、過去に逮捕されていたことを「週刊文春」に報じられ、相方のりんたろー。は“2度目の巻き添え”を食らう格好となった。
文春は5日発売の記事において、兼近がまだ吉本興業のタレントとしてデビューする前の2011年に北海道の札幌で高校生の女子生徒に男性客といかがわしい行為をさせた斡旋の容疑で逮捕の前科があったことを報じると、兼近本人への直撃取材の様子も動画で配信。
トーク番組では貧困の幼少時代を笑いに変え、現在はベビーシッターのアルバイトも経験していると語っていた苦労人の兼近だが、斡旋をした対象が未成年であったという、本来であれば大幅なイメージダウンとなりうるスクープではあったものの、直撃取材に対してすべて認め、返答に“嘘”はなさそうであり、むしろこれまで築き上げた好感度の裏付けとさえなりえたという点は、先般の“闇営業騒動”とは異なる要素だと言えそうだ。
「災難なのはりんたろー。でしょう。そもそも彼が5年も後輩にあたる兼近とコンビを組まざるを得ない状態になったのも、同じように相方の不祥事があったからです。2011年から2016年までりんたろー。は北見というイケメンの芸人とコンビ・ベイビーギャングを結成していましたが、その北見が無免許運転で逮捕されたことで吉本から契約を解除。結果的に解散となりました。一方で、EXITの前に東京NSC19期の同期と“ぷりずん”というコンビを組んでいた兼近もまた、相方が女性への集団暴行を働いたという疑惑を奇しくも今回と同じ『週刊文春』に2017年に報じられ、コンビからピンになっていました。2人は5期という芸歴の差を超えて再起を図り、すぐさまトレンドに乗ったわけですが、またしても文春砲によって阻まれることとなりましたね」(テレビ誌ライター)
異なる相方が2人連続で文春砲を食らうという稀有な経験を余儀なくされたりんたろー。と、2度の文春砲で数奇な運命をたどる兼近。TGCへの「出演取りやめ」があるなどといった影響は出てしまっているようだが、前途多難な2人の芸能人生に平和な“EXIT”が訪れることを願いたい。
(木村慎吾)