コブクロの小渕健太郎が9月15日に開催された「マラソン・グランドチャンピオンシップ」で、国歌「君が代」を独唱するも、その歌声が反響を呼んでいる。
自身も12年には大阪マラソンでフルマラソンに初挑戦するなど、マラソン好きで知られる小渕はスタート地点で、男子のレースのスタート直前に国歌を独唱。
黒いスーツで決めて右手を胸に当て、歌い始めた小渕だったが、明らかに歌い出しの声を高くし過ぎてしまい、声が裏返ってしまう不安定な歌唱に。その後も高音をキープしながら、途中ファルセットを使い、なんとか歌い切った。
しかし、その歌唱シーンは動画ですでに拡散されており、本来の小渕の実力が発揮されているとは思えない歌唱姿にネット上では「小渕、どうした?」「ちょっとこれは笑ってしまった」「明らかに失敗したよね。軽い放送事故」「絶対に笑ってはいけない国歌独唱」など、驚きのコメントや、冷やかすコメントが多数見られている。
ただ、この様子を見てか、コブクロファンからは「こんなに緊張した小渕さんは初めて見た」「逆によくあの高いキーで歌い切ったよ。小渕さんじゃないと歌いきれないよ」「なんでも完璧にこなす小渕さんの人間らしいところが見られてホッとした」「人間誰しもミスをするってことだね」など、小渕を全力で擁護するコメントが多数見られている。
「日本陸上競技連盟の公式ツイッターにアップされた歌唱後の小渕のコメント動画では『緊張しすぎました』と話している通り、珍しく緊張しているのが分かる国歌独唱でした。路上ライブからスタートし、数々の大舞台を経験している小渕がここまで緊張していたのはビックリですが、それだけマラソンへの想いが強く、リスペクトを持って、その場に臨んだということでしょう。歌が上手いことはもちろんですが、コブクロの活動を本格化させる前のサラリーマン時代は凄腕の営業マンであったり、絵がとにかく上手で事件現場を目撃した時に犯人そっくりの似顔絵を描いたことで、その似顔絵が証拠となり後日犯人が逮捕されたりと、なんでもそつなくこなすことができる万能型タイプの小渕。歌手以外の道を歩んでいたとしても成功していたであろうハイスペックな小渕の緊張する様子を見て、ホッコリするファンも多かったようですね」(エンタメ誌ライター)
小渕にとって今回の国歌独唱は忘れられない出来事になったことだろう。その真面目な性格を考えれば、この経験を確実に次回以降に活かしてくることは間違いないだけに、次なる国歌独唱のチャンスがあるならば注目したいところだ。
(権田力也)